20年間務めた公務員をなぜ転職をしようと決断したのか

公務員は安定しています。感染症で経済が停滞しようが、病気をしようが、身分が保証されており、よっぽどのことがない限りクビにはなりません。
住宅ローン2000万円を抱え、妻と子供3人を抱えた状態で転職するにはとてつもなく大きな決断でした。
転職するに至った理由は大きく3つあります。
①エンドレス残業
公務員は残業時間がエンドレスで、私が最後に勤務していた職場では、出勤してから日付が変わる前まで仕事をすることが普通でした。
残業時間は多い時で1か月で約100時間。(残業時間だけでですよ・・・)
帰宅する時間は夜の12時頃。30分以内に風呂と歯磨きなどの寝る準備を済ませ、12時半に就寝。6時には起床し、朝食を済ませて6時40分には家を出ていく。業務量によりもう少し寝れる日もあるが、睡眠時間6時間程度の日が多かったです。
残業時間だけで100時間になると、さすがに体の変調もあり、口内炎ができたり、思考力が低下したりしてモチベーションが全く上がらなかったです。
残業が多くなり、つらいのは睡眠時間が短くなることと、子供たちとの団らんの時間が減ること。どんなにつらい仕事があっても子供との楽しい時間を過ごすことができれば、また明日への活力にも繋がりますよね。
②上司からのパワハラ
誰にでも得手、不得手はありますよね。私にはあります。パワハラの具体的な内容は書きませんが、転職しようと思ったきっかけのひとつです。
私の仕事をする上でのモットーは、人の良いところに着目し、それを伸ばしてあげ、より良い勤務環境にすることだと思っています。
③昇任
昇任するということは、組織と人に認められ、責任が増える対価として給与が増えるということだと思っています。
ありがたくも私は比較的早いペースで昇任を重ね、満足のいく給与をもらうことができました。
ただし、昇任とともに現場からどんどん離れてしまい、気が付けばマネジメントと危機管理の比率が高くなり、自分が一番やりがいを感じる業務から離れていることに気づきました。
私は直接的に人と接し、人に直接感謝される仕事の方が向いているのだと改めて気づきました。